美術史のレポートの書き方 ⑤ 芸術家の言葉と向き合う

作品からいきなり芸術家の思想を読み取るのは至難の技です。そこで参考になるのが、芸術家の書いた文章です。今回は芸術家が書いたものにどのような文章があるのかご紹介します。 (1)書簡 芸術家の書簡は、専門家により編纂され、なかには詳細な注がついているものもあります。例えば19世...

美術史のレポートの書き方 ④ 背景を知る/探る

美術作品を多角的に分析する手がかりとなるのが、その背景知識です。作品がなぜある形式をとり、なぜ特定の意味を成すのか、このことの背景には、数多くの外部的な要因があります。より広い事象に目を向けてみれば、戦争や不況といった政治的・社会的な要因は芸術を大きく変えるものですし、作品...

美術史のレポートの書き方 ③ 作品分析の仕方(内容編)

さて、作品の形式的な特徴を掴んだら、次はその内容に踏み込んで分析することに挑戦したくなる方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は、内容面で新しい問を立てて分析を行い、新知見を導き出す、ということは、美術史家として職業的に活動している研究者にとっても非常に難しい作業になって...

美術史のレポートの書き方 ② 作品分析の仕方(形式編)

先行研究も読んで、ある程度知識をつけ、いざレポートを書く、という時に、作品について分析することを選ぶ人は多いのではないでしょうか。作品分析をする際に、一番おすすめしたい方法は、自分が関心のある芸術家の作品が置いてある美術館や、展示されている展覧会を調べて、積極的に足を運ぶこ...

美術史のレポートの書き方 ① 先行研究の探し方

皆さんは大学でレポートを書く際、どのようにテーマを決めているでしょうか。授業で見た作品や作者からテーマを決める人、展覧会や旅行で訪れた美術館で気になった芸術家について書く人、小さい頃に実家の画集で知った芸術家について書く人、様々だと思います。